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ヘーベルハウスの特徴

ヘーベル(ALCコンクリート)?

ALCコンクリートとは、高温高圧多湿養生状態で製造された軽量気泡コンクリートのことです。
そのALCコンクリートの一つである旭化成の商品「ヘーベル」を使用することが特徴としています。
近年は各社の技術や商品開発力も上がり、他のハウスメーカーの中には
例えば積水ハウスのダインコンクリートなど
ヘーベルよりもある部分では性能のいいコンクリートを使用しているところもあります。
例えば厚みなど

また、ALCコンクリートがメリットばかりなのであれば、
各社も採用すべきです。そうしないところを見るとメリットばかりでないということが言えるわけです。
ヘーベルハウスは、そのブランド名で一旗を揚げましたので、
ヘーベルを切り捨てられずにいるとも言えます。

ハイパワード制震ALC構造

鉄骨の筋交いとも呼べるブレースに「ハイパワードクロス」と呼ぶX型の制震デバイスを入れることで
地震のエネルギーを吸収する構造を採用しています。
地震のエネルギーはどこに行くのか、という疑問に吸収とだけ説明しているのが
好感の持てるところです。

また、揺れという外圧を受けた際に各場所の変形は免れないので
その際に外壁のタイルの脱落に対する一つの答えとして
「ロッキング構法」と呼ぶフレームの回転で対応しようという
システムで解決するとアピールしています。

重量鉄骨ラーメン構造

もう一つ、重量鉄骨ラーメン構法を用意しています。
あえて「重鉄・システムラーメン」としたのは
「鉄骨ラーメン」と書くと豚骨系の食べ物を連想してしまうことを避けるためか、
他社との差別化のためか、かっこいい名前がうまくつけられなかったのかいずれかでしょう。

ラーメンとは鉄骨を剛結合する構法ですが、システムラーメンとは従来のラーメンではたくさん締めないといけない金物の数を減らした
「シンプル」ボルトでOKですよ、な工法となっています。

「シンプル」であることが施主にとってどのようなメリットがあるのか、いまいち説明が足りませんが、
工期の問題や、費用の問題につながると言いたいのでしょう。
一般にシンプル、簡易、というのは特に家にとって、弱い、安い、イメージにつながり易いのです。

また、「サイレス」というオイルダンパー制震システムも装備しています。
オイルダンパーは他にトヨタホームのダンパーが有名ですが、
ヘーベルハウスでも構造での耐震に加えて制震の要として採用されています。

ヘーベルの耐火性能

ALCコンクリートであるヘーベルはまるで最も燃えにくい素材、というイメージで扱われがちですが
燃えにくいという意味ではコンクリートと変わりません。コンクリートも不燃材料として認定されています。
おそらく、ALCコンクリートは気泡を持つため、その分軽く、防火区画などに用いられることが多いため
そのイメージを持つのだと思います。

一方でコンクリートと比較して、気泡をもつALCコンクリートは「爆裂」しにくいという事実はあります。
しかし、
爆裂するほどの火に耐えるということは、コンクリート部分以外の損傷や焼失がかなり激しい場面です。
ALCコンクリートが爆裂に耐えただけで意味があるとは思えません。

ヘーベルの断熱性能

「ヘーベル」は断熱性能が高いと説明しています。
確かにコンクリートと比較すると、熱伝導率が低いです。
しかし、これは「ヘーベル」の厚みにも関係しています。
一般的なコンクリートの厚みよりも、かなり厚く(75mm)使用しなければなりません。

他社がALCコンクリートを採用しないのもその辺にあるでしょう。
薄くコンクリートを使用する代わりに断熱材で補完という形です。
結果的にはヘーベルの断熱性能と薄めの断熱材という組み合わせと断熱という意味では
同じ、という話になるのです。

ヘーベルの遮音性能

遮音に関してもヘーベルの厚みが非常に関係してくるため、微妙なところではありますが、
「静かであること」を商品の特徴に加えてるあたり、それなりに力を入れています。
特にトイレの防音・遮音に関してアピールするほどには他社と比較して優位性があります。

ロングライフ・エコ換気システム

ロングライフ関係ないやん、とは言いませんが
パナホームと同様にハイブリッド型の換気システムです。
自然換気に任せるべきところは自然換気というシステムをエコと言ってるのでしょう。
モーターを止めて、自然にするため
この場合は経済的なエコになるでしょう。

なかなかのロングライフ住宅

積極的にロングライフとうたっています。ただ言うのは自由ですし、信憑性もありませんが
35年以上前に建てたヘーベルハウスオーナーなどにインタビューしているのはかなり評価できるポイントだと思います。
ホームページにてインタビューが見れます。
ただ、健康食品通信販売の提灯記事のような雰囲気が醸し出されているのは
ストックフォトサービスから拝借したような顔写真のアップばかりと
今の家の状態の写真がほぼ無いからでしょうか。

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