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ダイワハウスのお得感分析2018

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ハウスメーカーのお得感とは?こちらをお読みください

2018

決算資料から分析します。

ダイワハウスの2018年3月期の売上高は3兆7,195億円、営業利益は3,471億円です。微増2017から微増です。増収増益です。
そのうち戸建て事業の売上は3,853億円、営業利益は215億円でした。
2017年3月期は3,903億円の営業利益193億円でしたから、戸建事業は減収増益ということになります。
超大手でこの流れで見ると、「ハウスメーカー」としての商売は若干難しいのかもしれません

営業利益には、例により販売管理費として人件費その他が差し引かれていますね、
ここでは純粋な原価を考えます。
戸建ての売上総利益(粗利)率は20.0%で、
3,853億円 x 20.0 / 100 = 770億円なので、原価は3,082億円と計算できます。

販売戸数は6,907戸ですが例えばこの全てが土地を購入したとすると
770億円 / 6,907戸 = 1,114万円となります。

利益分を1,114万円乗せて平均平米で割ったものをお得感ポイントとして算出します。
鉄骨戸建住宅の平均平米が134.1m2
木造戸建住宅の平均平米が133.7m2とあり、
その平均が134.1m2とあります。

この数字を使って計算してみると

1,114万円 / 134.1 = 8.30
となり、100点満点で評価すると (10 – 8.30) * 10 = 17ポイントとなります。

ダイワハウスのお得感ポイントは 17です。
2017からすると、だいぶ下がりましたね。

さらに儲けすぎ、と捉えるべきでしょうか。
粗利分から、販管費などが支払われます。
人件費の高騰で、大手ともなるとこれくらいの利益を確保しないと商売として厳しいのかもしれませんね。

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