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積水ハウスの特徴

鉄骨プレハブ

何と言っても積水ハウスは鉄骨プレハブが特徴です。
プレハブとは、部材を工場で生産し、現場では組み立てのみを行う工法のことで、
プレハブ工法にはいくつか種類がありますが、積水ハウスは鉄鋼系が特徴となっています。

それなりに高いよ

ローコストメーカーではありませんし、広告宣伝費に巨額の費用を使う大企業でもあります。
ネームバリューとブランド力にあなたはそれなりの費用を払う必要があります。
坪単価は60〜80くらいと見ておいた方が良いでしょう。

例えばエルメスのケリーバッグは100万でも買えるか買えないかの値段ですが、
それと全く同じ品質のものは100万円の半分も支払えば作れるのかもしれません。
また、ものを入れるための「バッグ」という側面だけで見れば1000円も出せば同じ用途のものが
手に入るでしょう。

ブランド力とは費用と時間と戦略で培った物で、一長一短に手に入れることはできません。
そして、「ブランド」というものはプレミアムな費用の上乗せという側面もあるのです。

豊富な実績に裏打ちされた開発力

積水ハウスは実績として200万戸という数字をアピールしています。
この数はハウスメーカーとして非常に大きく、その実績から多数の事例を交え、かつ
それを「責任」という言葉でまとめています。

年間に建築できる住宅の数は限られています。実績の多さとは、メーカーが継続して存続していること、
そして継続して受注できること、というのが条件となります。

実績の多い少ないというのは、利益に直結します。
利益というのは多ければ多いほど将来に向けての投資が可能です。開発力というのは、
実績の数で決まると言っても過言ではありません。

ブランド価値と実績があることで客が得られるメリットとは

200万戸の実績と、ブランド価値をもったハウスメーカーに依頼することが顧客のメリットになることはあるのでしょうか。
一つはサポートの問題です。悪事千里という言葉があるように、悪い噂はすぐに広まり、すぐに価値を下げます。
プレミアム価格を乗せられるこの「ブランド価値」というものは決してメーカー側は下げたくありません。
ブランド力というのは一長一短に構築することは無理なのです。

文句を言われるのは、いつも建てたあとです。
おそらく、建てた後もしばらくは満足してもらえるようにあなたをサポートしてくれるでしょう。

しかし、条件があります。それは、上記のような住宅メーカーとしての立ち位置と
戦略、ブランドをよく理解している営業マンが担当している場合です。

積和建設

積水ハウスの100%子会社として積和建設が施行を行います。
積和建設は積水ハウス専門の建設会社であり、別組織となっています。

実際に、積和建設が施行を行うとしていますが、受注数や場所により
地域の工務店が工事を担うことも特殊ではありません。
あえて「積和建設」という名前をたてて前にだすのには、ブランド戦略のため、ということになるでしょう。

専門の建設会社が行う、というイメージは、安心感につなげたいということです。

悪評?

賃貸住宅も含む数は5万戸に迫るほどの巨大ハウスメーカーです。
いい評判も悪い評判も圧倒的な数になります。
とかく、インターネット上で意見する人はほとんどが「文句」であり、
「美辞麗句」は「宣伝」と捉えられがちで、悪評が目立ちやすい構造にあると言えます。

例えば悪評を気にする前には
2000(戸/年間)のうちの0.5%は10戸で
50000(戸/年間)のうちの0.5%は250戸であるということを勘案しましょう。

文句が多いからといって、それが「評判が悪い」と、位置づけられるわけではないのです。

尺モジュールとメーターモジュール

尺モジュールとは【尺】を単位とした家の建て方で、メーターモジュールは【1m】を単位とした家の建て方です。
なぜかこちらを気にする方がいます。ハウスメーカーの営業は客を「騙しにかかる」という意識が強いように思います。
近年はメーターモジュールを採用しているメーカーが増えていますので、メーターモジュールの良さを説いても、
「それはメーカー側の都合でしょう?」と反発する人が少なくないのです。
はっきりと言います。お客さんにとって尺であろうとメーターであろうと違いはそんなにありません。
メーカー側の都合という解釈をするなら、それはコスト面でメリットが出ていると理解する方がいいです。

重要なのは、尺モジュールであろうとメーターモジュールであろうと
「寸法を柔軟に変更できること」です。
まずは尺モジュールかメーターモジュールかを確認した上で、希望を伝えて、それが希望通りの寸法になるか、
ということで判断しましょう。

地震動エネルギー吸収システムSHEQAS(シーカス)

国交省大臣認定の制振構造である独自のシーカスという技術を持っています。
これは地震時の変形エネルギーをシーカスフレームという一種のダンパーつき筋交いのようなもので
熱エネルギーへと変換し、揺れをおさえることができます。

このエネルギーを熱エネルギーに変えるというところですが、
物理的な話にはなりますが、受けた外圧、つまり力、エネルギーは必ず何かに変換されます。
エネルギーが消滅することは物理の世界ではありえません。
制振、免震装置ではその外圧は物を変形させる代わりに必ず何かのエネルギーに変わります。
多くの制振装置では熱エネルギーに変わります。
これをあえて「熱エネルギー」に変わる、と強調することで見た目への効果および
広告宣伝へのアピールに変えています。
つまり、「地震のエネルギーが熱エネルギーに変わること自体」は独自の技術ではない、ということです。

ぐるりん断熱

鉄骨系の商品には「ぐるりん断熱」という工法を採用しています。
こちらも積水ハウス独自のもので、その名の通り、全体を断熱材で覆うイメージの断熱方式となっています。
具体的には鉄骨と木の桟の間や、住宅の床の下地である「根太」の下にも断熱材を施工したり
部位ごとに合わせた断熱の施工が特徴です。
各地域で「次世代省エネルギー基準」を「標準」でクリアしています。

しかし、積極的にQ値の数値を公表はしていないところをみると、鉄骨系プレハブは断熱性能、という意味においては
それ単体で勝負できるような数値ではないということが窺い知れます。

「積水ハウス」は寒いのか?

鉄骨プレハブ系での積水ハウスの家は、「寒い」のでしょうか?
個人的な評価ですが、そのようなことは全くありません。当然「寒い」というのは個人の主観です。
例えば、去年の冬がどれくらいの寒さだったか、ということを体の感じ方として
思い出すことが出来ないように、「積水ハウス」に住んだときに、それ以外の家と比較することは
一般にはできません。
寒いかどうかを決めるのは客観的な断熱性能ではかるしかありません。
そしてその一つの指標としてのQ値は決して悪い数字ではありません。

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