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パラペットいる?いらん?問題

パラペットとは

パラペットは、建物の屋根部分に取り付けられる壁のような構造物です。主に陸屋根(「ろくやね」と読むんやね) や片流れ屋根の建物に使用され、さまざまなデザインや機能性を持っています。近年では、商業施設やオフィスビルだけでなく、一般住宅でもパラペットが取り入れられることが増えており、建物の外観や機能性を向上させる役割を果たしています。パラペットは、デザインだけでなく、安全性やプライバシー保護など、様々な機能面でもメリットがあります。しかし、デメリットも存在するため、導入を検討する際には慎重に検証が必要です。この記事では、パラペットの是非について検討し、そのメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。

木造の人も、鉄骨っぽく見せれるよ

パラペットを取り入れることで、木造建築でも鉄骨建築のような洗練されたデザインが実現可能になります。

これによって、一般的な木造住宅とは異なる印象を与えることができ、金持ちアピールもできちゃったりします。

また、鉄骨建築のような無機質な印象を和らげる効果もあり、建物全体のバランスがよくなります。さらに、パラペットは様々な素材やデザインがあり、木造建築にも鉄骨建築にも合わせやすいので、個性的な建物を作ることができます。外観上の魅力を高める効果が期待できます。

パラペットのメリット

パラペットには、さまざまなメリットがあります。以下に、その主なメリットをいくつか紹介します。

安全性

パラペットは屋根の周りに壁を設けることで、転落事故を防ぐ役割を果たします。特に、屋根での作業が必要な場合や、屋上利用がある建物では安全性が向上し、事故リスクの低減が期待できます。また、強風や積雪時にも、パラペットが屋根からの落下物を防止する効果があります。これにより、建物周辺の安全性も向上します。さらに、パラペットは風圧による屋根の損傷を軽減する効果もあり、建物全体の耐久性が高まります。

プライバシー

パラペットは大抵低いものですが、手すり等をつけることもできます。 屋根の上見られてどやねん、と思うかもしれませんが、パラペットを設置 & 手すり的なものコンボで屋上部分への視線を遮ることができます。

これにより、プライバシーが保護され、住み心地や環境が向上します。特に、近隣の建物との距離が近い場合や、周囲に高い建物がある場合には、パラペット アンド手すり的なやつがプライバシー保護の役割を果たします。

デザイン性・意匠性

ほぼこれ、かもしれませんが、とりあえず。 最近はキューブ型の住宅が人気を集めており、パラペットはそのデザイン性・意匠性を高める役割も担っています。

様々なデザインのパラペットが存在し、建物の外観に個性を持たせることができます。 また、屋上庭園や屋上テラスなどのアウトドアスペースを設ける際にも、パラペットがデザイン性を高める効果があります。さらに、パラペットは建物全体のデザインコンセプトに沿った形状や素材で作られるため、統一感のある外観が実現されます。

パラペットのデメリット

一方で、パラペットにもデメリットが存在します。以下に、その主なデメリットをいくつか紹介します。

コスト

パラペットの設置には、追加の費用がかかります。特にデザイン性の高いものや、機能性を重視したものはコストが高くなる傾向があります。そのため、予算に余裕がない場合は、パラペットの導入を検討する際に注意が必要です。また、パラペットの取り付け工事やメンテナンス費用も考慮する必要があります。これらのコストを抑えるためには、シンプルなデザインや低価格な素材を選択することが一つの方法ですが、それでも設置費用や維持費用は無視できません。

メンテナンス

パラペットはそれ自体メンテナンスが必要なものです。例えば、防水処理の劣化や壁のひび割れなどが発生することがあります。また、パラペットが複雑な形状をしている場合は、清掃や点検が困難になり、維持費用が増加することがあります。定期的なメンテナンスが必要であるため、その負担を考慮する必要があります。また、パラペットの素材や構造によっては、劣化が早まることがありますので、適切な素材選びや構造設計が重要です。

概ね 10 年程度を基準に最低でも防水関係のメンテナンスを行うことは必須になってきます。

雨漏り

パラペットの設置によって、屋根と壁の接合部分や角の部分に雨水がたまりやすくなることがあります。 その結果、雨漏りのリスクが高まることがあります。

さらに、樋の設置は必須なので、その排水溝にゴミが溜まりその付近から雨水の攻撃が始まりがちであります。

適切な防水処理や定期的な点検が必要ですが、それでも万全ではないため、雨漏りのリスクを考慮する必要があります。また、雨漏りが発生した場合の修繕費用や、建物内部の損傷による費用も考慮しなければなりません。

つまりどうなの

パラペットは、安全性向上、プライバシー保護、デザイン性・意匠性の向上など、多くのメリットがあります。しかし、コストやメンテナンス負担、雨漏りリスクなどのデメリットも存在するため、導入を検討する際には、総合的にメリットとデメリットを比較検討することが重要です。また、建物の用途や周囲の環境、予算などを考慮し、最適なパラペットを選ぶことが求められます。適切な設計と施工、メンテナンスを行うことで、パラペットの持つポテンシャルを最大限に活用し、快適で安全な建物環境を実現することができます。

そうそう、つまり、 建物を四角くしたいなら、つけとくべし。(というかそれしかない)

屋上上がりたいなら、つけとくべし。(というかつけざるを得ない)

そんなのどうでもいい & 節約したいなら、やめとけ。

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