イエアナ

アイフルホームの商品ラインナップ

セシボ(cesibo)、セシボスマートハウス

二階建て住宅の主力商品です。
「家族の絆」というキーワードで一般的なファミリー向け商品をアピールしています。
ハウスメーカーは自社の主力商品は、あまり「色」をつけたくないのでどの層にも「マッチしますよ」という売り方が多い中
「キッズデザイン」というキーワードも付加し、「小さい子供がいる家庭向けより」だということでちょっとだけ勝負しています。

キッズデザイン?

個人的な意見ですが、多くの家庭にとって家を建てるのはほとんど一世一代の大勝負になります。
「死ぬまで住んでやる」くらいの勢いで建てる人も多いでしょう。
そんな中で「子ども」= 「キッズ」という認識は少し視野が狭いと感じます。
子どもはあなたの手の中にずっといるわけではありません。すぐに大きくなって独立するでしょう。
子どもが家からいなくなってからの時間の方が長いほうが多いでしょう。

キッズという呼び方は「小さい子ども」という意味でしょう。
その短い時期に注力するよりももう少し広い視点で設計を考えてもらうのがいいと思います。

アヤ(AYA)

平屋建ての商品です。
平屋建てなので、必然的に土地が大きい地域向け(どちらかというと地方、郊外向け)商品になります。
平屋というのは近年人気が出てきています。分断というのは空間的にされるかどうかというのも一つありますが
ある場所からある場所への「移動にかかる時間」(時間的距離)というのが一つの基準になります。

平屋建てと時間的距離・空間的距離

1階から2階への距離は距離にして3mほどかもしれませんが、
階段の登りに15秒かかるとそれは時間的に16mの徒歩での直線距離に等しいとも言えます。
そういう意味で床面積が同じであれば、上下方向にのばすよりも
横方向にのばす方が時間的距離は近くなると言えます。そういう意味でコミュニケーションを重視して
平屋建てという選択肢を選択される方も増えています。

スプリーム(SUPREME)

3階建て商品です。平屋建てのところにも書いていますが、
敷地面積が十分にとれない場合は床面積を確保するためには縦にのばすしかありません。
そういった意味では都会向け商品であると言えます。
ハウスメーカーは当然売り上げを上げるのに必死ですから、できるだけたくさん売りたい訳です。

3階を建てさせようと..

容積率が許せば、3階の家を建ててもらった方が当然売り上げがあがります。
そのために、3階建てを建てるとどのような生活が待っているか、ということを広告イメージにして売り出しています。
多分に漏れず、サイトには「ガーデニング」、「ガレージ」、「収納」などの観点から
アピールしています。

容積率って?
用途地域って何?

アイプライム7(i-Prime7)

ネット限定とうたう、超ローコスト商品です。700万円で家が建てられるという衝撃的なコピーが並びます。

なぜ安いか

なぜ安いか、という理由に「ネット限定」とすることで「人件費がかからないから」と連想するように
説明を求めています。
まるでアップル製品の様にi-なんとかというネーミングが体現するように近代的なITを使用した商品だということを
「インターネットで住宅を建てる」、「web housing」という手法で広告しています。

これはデジタル製品が好きな若い世代をターゲットに、くすぐられる人も多いかもしれません。

営業マンの人件費

今ここで少し考えてみましょう。
住宅メーカーの営業マンは相談から竣工まで基本的に一人の客を担当するのではありません。
営業マンもそのほとんどがサラリーマンです。
営業マンを一人雇うのにも1000万円かかるとしましょう。
(実際の給与の支払いは大手でもそこまで多くはありません。人を雇うというのは
その他に色々経費がかかるのです…)

1400万円かかる家があったとしてそれが700万円で建てられるとしましょう。
その差額は700万円ですが、10軒建てると7000万円の差になります。

これは企業側から見てみると、本来得られたかもしれない7000万円を失ったとも考えられます。
営業マンが年間に10軒くらいを担当するのは別に珍しくもないですから、
この7000万円を「人件費が浮いた分安い」、と考えるのはちょっと短絡的すぎるかなと思います。
(1000万円あれば営業マンを雇うことができます。)

安い側にはシステムの維持費と通常の商品側には設計担当者など複数の担当者がいるのでもう少し複雑になり、
差額はもう少し小さくなりますが。

ハウスメーカーの口コミ・評判一覧