イエアナ

「第三者がベストな家を提案します」というサービス

ハウスメーカーでもない、工務店でもない第三者が家を建てる窓口となり、
設計を外注し、施工を行う工務店を選んであげる、というサービスが近年増えてきています。

小規模な事業所か、個人名を前面に出して営業していることが多いです。

来店型の保険ショップと同じ構図

近年同様に、来店型の保険ショップが増えてきています。
人が集まるところには大抵一つはありますね。

この保険紹介サービスはどこで儲けているのでしょうか。
紹介して契約した保険サービスから紹介料をもらっているのです。
集客する代わりに契約を代行してあげる、という商売なのです。
「手数料とインセンティブ」により商売が成り立っています。

インセンティブが多いところを紹介するのが当然

まともな商売頭であれば、お互いにハッピーになれる道を必ず通ろうとします。
プレイヤーはお客さんと保険会社と、保険ショップという3者しかいませんが、
主導権は「保険ショップ」が握っているのです。

建前としては
お客さんのライフスタイルの相談や要望などを聞いた上で
一番最適な保険を紹介します、といったところでしょうが、

お客さんの要望なんて大体は「ふわっと」しているものなのです。
営業マンの力量でこの「ふわっと」は企業に都合のいいように誘導されることで
具現化するのです。

不満が出ないように誘導し、インセンティブが多い保険商品を
紹介する、というのは当然のことでしょう。

これは特に悪いことと言っているのではありませんが。

住宅に置き換えてみましょう

保険業界も住宅と同様に巨大なお金が動く市場です。
また、ある契約がすごく長いこと続く、という側面も保険とよく似ています。

工務店にプレゼンをさせて施工までを見張ります、というサービス、これは信用しても良いのでしょうか?
本当に毎回違う工務店を集めているのでしょうか?

私が工務店の社長であれば接待しまくりでしょうね。

悪い、と言っているのでありません。
「第三者が間に入るから安価ですばらしい家が建てられる」と盲目的に信じるのはどうか、ということなのです。

「客のために」を標榜しているはずで「希望通りに家を建てられる」というのは注文住宅のキホンですので、
一度、窓口の方に
「”ダイワハウス”との間に入ってもらえますか?」と聞いてみてください。頑張ってくれるでしょうか。

こういうサービスが引き合いに出されるのは
背景には、「大手ハウスメーカーは無駄に高い」という意識がはびこっているからなのでしょう。
それについては、また。

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