イエアナ

クレバリーホームの特徴

外観へのこだわり

クレバリーホームのカタログ、ホームページを見てみると
やたらとタイル張りの外観写真や、「ファサード」という単語が並びます。
ファサードとは正面から見た外づらのことです。

また説明にも機能や性能、インテリアよりもまず第一に外観の説明が出てき、
かなり外観に強いこだわりを見せています。

住宅密集地よりも郊外の土地が広くとれるエリアで外観がはっきりわかりますので、
どちらかというと、地方の土地が大きいところでの競争力をつけるための戦略のようです。

フランチャイズを前面に

他のフランチャイズ(FC)系注文住宅ブランドと比較して、クレバリーホームは「FCであること」を
前に出しています。
たまに隠したがるところもありますが、ここは「フランチャイズのメリット」をきちんと説くことにより
安心感を与えています。

フランチャイズとは
・地域密着のサービス
・責任施工
・フットワークの良さ
といった地域工務店の利点と
・商品企画力
・ブランド力
・資材調達のスケールメリット
という全国展開する住宅メーカーの利点を
併せ持ったサービスであると説明しています。

「商品企画力」と「ブランド力」というのは施主側にとってはどうでもいいことだとは思いますが。

また、フランチャイズ制をとらないハウスメーカーも、
施工自体は地域の工務店がするのが普通です。
それらを合わせて考えると、施主側からのメリットは
営業のフットワークの軽さ、資材調達の際のコストパフォーマンスのよさなどの恩恵を受けるということになるでしょう。

保証への対応

また、フランチャイズ事業ということで保証への対応をアピールしています。
万一のときには「クレバリー共済会」という共済会による工事の引き継ぎなどを経て
引き渡しを保証する仕組みがあります。
この制度は
・責任施工
と説く工務店のメリットと相容れないとは思うのですが私だけでしょうか?

安全性能のアピール

「耐震」への対応としてモノコック構造を採用しています。こちらはよくある外圧への対策です。
こういった情報サイトへ情報を求める方の多くは、どの構法が一番いいのか、という答えをお望みですが
何が一番いいか、ということに結論を出すことは難しいのです。
費用面、強さ全てにおいて一長一短であり、そのための尺度として法律があります。
耐震面で言うと「耐震等級」という尺度があり、
地震への対策へより強いもの、ということであれば「耐震等級3」をクリアしている商品を求める、ということになります。

例えば耐震等級は
「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に定められているものですが
こういう数値ではかりやすい「物差し」が法律で用意されているのです。

気密性能

高気密・高断熱であることは各社共通の特徴です。
特にQ値を公開せずかつ、省エネルギー基準の等級が地域によって違う、ということを公開しているあたり
単純比較されることを嫌っていることが見てとれます。
(つまりそこではあまり勝負したくない)

Low-E 複層ガラス

窓に複層ガラスを使用することは断熱の基本でありますが、その複層ガラスを「ペアガラス」と呼んでいるので
旭硝子のサンバランスを採用しているのではないでしょうか。

Low-Eガラスとは複層ガラスのうち、表面にサングラスのように金属膜を設けたもので
通常の複層ガラスより断熱効果が高い商品になります。

外壁・屋根のメンテナンス性

外壁等のメンテナンス性で優位性をアピールするのはあまりないアプローチです。
クレバリーホームはタイルばりの住宅が有名ですが、
確かに初期導入費は窯業系サイディング、モルタルなどに比べて高くなりますが
壁の塗り替えなどが不要なため、メンテナンス費用が安くなります。

また、メンテナンスが不要ということは劣化が目立ちにくいという意味なので
いつまでも美しく見える、といった利点もあります。

実際、クレバリーホームでは長く住んだ場合の
建築費とメンテナンスコストの費用の差をシミュレーションしたグラフを公開していますが、
45年、60年の後のことを我がごとと考えることは難しいでしょうね。

ハウスメーカーの口コミ・評判一覧