アイフルホームの特徴
ローコスト系メーカー
坪単価20万円前半代からと、超ローコストですが安さの理由を
バックについた超巨大なLIXILグループからの効率的な部材および商品力に求めています。
この理由はそれなりに信頼度があります。
LIXILグループは連結での売り上げが1兆4000万円と金属製品メーカーというくくりで見るとダントツです。
それなりにスケールメリットがあるというのも説明がつきます。
フランチャイズ(FC)展開
多くの住宅メーカーは資本関係のある「子会社」が営業から施工までを行うことが多いのですが、
アイフルホーム(LIXIL住宅研究所)はは各地域の工務店との「フランチャイズ契約」を行っているのが特徴です。
これは、あなたが名刺をもらった営業担当者は実は地域の工務店の社員であるかもしれないということを意味します。
もちろん、フランチャイズ契約に至るには審査が当然ありますのでそれ自体は何も問題はありません。
もし、あなたがLIXILという巨大なカンバンをあてにしているのならそこはちょっと違うかもしれませんよ、
ということです。
フランチャイズ戦略における企業のメリット
フランチャイズといえば連想するのはコンビニですが、ある地域に出店したい場合に
その主体となる企業は選択肢として「自社で出店する」、ということと
「出店してくれる人を募集する」ということがあります。
後者をフランチャイズと呼んでいるいますが、
企業はもちろんメリットのある方を選択します。
自社で出店すると、人的リソースなどを自社で抱えなければなりません。
これはいわゆる負債と考えられます。
売り上げの予測がうまくたてれれば問題ありませんが
売り上げの予測がたてられない場合、ギャンブルになってしまいます。
そういった場合、「出店してくれる人を募集する」という戦略をとるのです。
これは、売り上げの大半を「出店してくれた人」にあげる代わりに
カンバン(ブランド)貸し側は損することがほとんどない、というサイクルを作ることができます。
もちろん、カンバンが魅力的であることや、営業サポート体制が他社と比較して厚いと思わせられること
などの条件は必要です。
こういうことはないだろう、と信じてはいますが
何かあった時に「そこはうちのただのフランチャイズだから」とトカゲの尻尾切りに合わない様に
頭の片隅に置いておいて損はないと思います。