ハウスメーカーを検索すると文句ばかり。どうして?
家を建てようと考えるとき、まずすることは、ネットで検索ですよね。今の時代は。
しかし、検索してみると文句ばかり。文句どころか罵倒も目につきます。
これでは建てる気失っちゃいますよね。
家は超高額だから、少しでも気に食わないと文句を言いたくなる
家を建てるのはメーカー側との二人三脚です。
どちらか一方だけでは当然建てることはできません。
施主の希望だけで建てることもできませんし、工事の担当はメーカー側ですから、
とくに施主側の勘違いで、「こうなっているもの」と思い込んでいたものが
実際違った場合に関しては手続きにも説明にも施工側に問題がないわけです。
このようなケースはよく見かけます。
勘違いなどのケースは非は自分自身にあるわけなので、
相手に文句を言ってもどうなるわけではありません。
しかし、施主側は相当なお金を払っています。またはローンなどの場合、将来にわたってずっと払い続けます。
何もナシでは気持ちが収まらない、というのが本音でしょう。
そのときにどういう行動をとるか。
ネットに書き込むのです。多くは匿名で。
もちろん、メーカー側に非がある場合も同様の行動をとります。
すごく気持ちはわかります。
好事門を出でず悪事千里を行く
悪評は広まりやすいのです。
特にネットの世界で言うと「ほめるとステマ」という感覚がある程度根付いています。
なので、悪評こそが本来の人々の評判だろう、という理解のされ方があるのです。
大手ほど批判されやすい
年間着工数25000戸の1%は250戸で、
100戸の10%は10戸です。
250個の批判のあるメーカーと10個の批判のあるメーカー、どちらが悪いメーカーと捉えますか?
数字は例えば、ですが、私は10%もトラブルのあるメーカーに頼みたくはありません。
批判の無いものはいいものなのか
批判が「ゼロ」であれば、いいハウスメーカーなのでしょうか?
年間10戸の10%は0.1戸で1戸にも満ちません。
また、
零細企業の施工内容について、文句を言いたくても
声を上げても誰も知らない、
誰も知らないメーカーについての文句を言ってもダメージを与えられない、という人々の心理が働きます。
結果的に批判が全くないハウスメーカーの出来上がり、となるのです。
この事実を逆手にとるようなやり方もあります
ネットで検索をすると、どのハウスメーカーでも文句ばかりです。
人々をゲンナリさせるのに威力十分です。
こういう事実を見せておいて、「私たちはトラブルはありません」、と
実績が非常に少ないことを逆手に取って、それがいいことのように見せるようなやり方があります。
注意しましょう。
一方で、施工者は「大手のハウスメーカーの仕事もこれだけやっています。」と
実績に対する過不足を補うような事実も同時に出してきたりして、
嘘ではないため、たちが悪いのです。