イエアナ

アキュラホームの特徴

ローコストメーカー

ローコスト系といえばアイフルホームやタマホームが挙げられますが、
それらよりも先にそのシステムを提供したのがアキュラホームです。

ジャーブネット

JAHBnet(ジャーブネット)という全国の地域工務店など250社が参加する住宅ブランドを提供しています。
これらは、フランチャイズと同様に機能していると言えます。

CMも打つほど「アキュラホーム」という知名度があるのに、一般には馴染みのない
ジャーブネットというブランドネームを利用しているあたりが、
フランチャイズ形式と微妙に異なるところで、少し意図を感じるところではあります。

事実、ジャーブネットのホームページを見ても「アキュラホーム」という名前は出てきません。

アキュラホーム自体、「ロイヤリティなどは取らない、ノウハウの共有だけ」(つまりFCとは違うよ)という説明をしていますが
それならば、「住宅産業研究所調べ」たるラベルで
“住宅業界住宅供給棟数「FC・VC部門NO.1」の実績”と
うたうのは少し奇妙な感じがします。

名称の不備

広告的な目で見ると、「ジャーブネット」という名称、非常に覚えにくい。
JAHBnetなんて多分明日になったら綴り忘れてるんじゃないでしょうか。

あと、このインターネット時代においての広告アドバイスを少ししておきます。
カタカナのブ(BU)とプ(PU)というのは、モニタで見るとほとんど違いがわかりません。
「ジャーブ」(JA=BU)と見たときに「ジャープ」(JA=PU)なのかわからない上に、ここを間違えると
検索に全く引っかからないのです。
検索時代を見据えたネーミングは大事です。

低価格である理由

アキュラホームがローコストであることは自他ともに認めるところです。
それに対する説明として、
アキュラホーム自身は「アキュラシステム」に代表されるノウハウにあると求めています。

倒産に対する懸念?

ネット上での評判に多く見られるのが、経営への不安です。
非上場会社でありながら、電子公告を公表していますので見てみると
事実、2013年2月期に純利益が800万円(!)とほぼ利益なしというところまで来ていましたが
翌年に498百万円と徐々に回復してきているようです。

2013年度の決算では「準耐火建築物不適合」によりそれらへの対応費用(補修など)が嵩んだからと説明しています。

ハウスメーカーはある意味「安心」を売ることで商売を行っていますため、
「会社が順調に成長している」ということが大きな宣伝文句となります。
そのために、いくら利益が減ろうとも、
「**期連続増収」という言い方を一度してしまうと、その後ずっとどうにか「増収」アピールをしていくことになります。

利益が上がることと収益(売り上げ)があがることは当然別のことです。
売り上げだけをあげるだけであれば単に利益度外視の叩き売りをすればよいのですから。

「準耐火建築物不適合」というのはある意味で「利益度外視の叩き売り」と同様の行為の結果とも言えるかもしれません。

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