イエアナ

災害が起きると怖いから持ち家はリスクなのか?

日本は常に地震の脅威にさらされています。
また最近では豪雨による土砂崩れ、さらには堤防決壊による床上浸水さらには
住宅自体が流されてしまうなど、
自然災害による被害が続出しているように見えます。

実際に自然災害が多いかどうかはさておき、自然災害は一定の割合でどこにでも起こりうることは事実です。

テレビでこういったニュースを見ながら、家を失った人の今後の人生を考えたりしますよね。
そして、いざ自分の身に起きた時の想像も同時にしながら。

家を建てても災害によりなくなったらどうしようか

上記のように考える人がいるでしょう。
長年の論争のように
「災害で家がなくなって、さらには”二重ローン”を抱えてしまうのはリスク。だから持ち家なんてバカだ」
と賃貸派閥に属する方に言われた方もいるでしょう。

こう、自然災害のニュースが続いた上に、
そういう類のことを言われ、若干気後れしてしまった人もいるでしょう。

ちょっとまって、と言いたい。
よく考えましょう。
賃貸派の方が借りて住んでいるその場所も家を建てようとしている人が家を建てるその場所も
場所が同じなら自然災害が起こる確率は同じです。
賃貸だから安全なのではありません。

当然ですよね、賃貸派が主張したいのはこうです。
「賃貸であろうとも持ち家であろうとも災害には遭うことがある。そうなった時、賃借人は引っ越せばいいだけ。金銭的な被害は
ほぼ無い。」
ということです。
ここに、ちょっとまってです。

大家はバカではない

賃借人が部屋、家を借り受けるその対象者、大家さんは金儲けのために活動しています。
一般に、大家さんの方が立場は上です。
さらに言うならおそらくお金、資産の大きさでも大家さんの方が上でしょう。

何が言いたいかというと、部屋、家を貸す方もバカではないのです。
リスクを負って自身で建物を建ててそれを貸しているのです。
考えることは部屋を借りる側の人間以上です。
つまり「災害には遭うことがある、災害自体は避けられない。そうなった時のリスク回避を考えている」というとこなのです。

大家さんも一定の割合で災害が起きることは百も承知です。
そうなった時の金銭的な被害を少なくするために、家賃にその被害からの修復費用を含めます。

言うなれば、災害保険金を賃借人が払っている、という構図です。

災害が起きるリスクと起きないリスク

災害は誰の身にも起こりうることです。
何年経っても何百年たってもその土地には起きないかもしれません。

自分の住む土地、住む地域で災害が起き被害が出てしまったら経済的な打撃を受けるのはそこに物件を所有している人です。
自分の住む土地、住む地域で災害が起きなかったら、経済的な打撃を受けるのはそこの物件を借りている人です。
構図として保険金の無駄払いということなのですから。

この話はまさに考えても仕方がないことを考えてしまい、答えを先伸ばしてしまうことで
結果的にリスクを負っているということなのです。

災害が起き、被害を被ってしまうかどうかは誰にもわかりません。
しかし、災害が起きた時のことを考えて、そうしたくないがために
(一般にそれは自分には滅多に起こらないこと、すごく運が悪いことと認識されます)
家を持つことに対して二の足を踏むことだけは避けてほしいと思います。

また、土地を探す際にあることを気をつければ自然災害が起こりにくい地域がわかります。
改めて。

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