イエアナ

一条工務店の商品ラインナップ

セゾン

曰くヨーロッパ風のデザインと天然素材を利用した一条工務店のベーシック商品です。
木目調のどっしりとしたインテリアが特徴です。

saisonとはフランス語でseasonのことですが、あえてこの単語を選んだのは
フランスイメージというよりも、単語単体の一般への浸透度合いを重視しているのではないかと思います。
「ヨーロピアンデザイン」といえど、ヨーロッパは広いですから。
特定の国のイメージをつけたくはないところだと思います。

公開しているイメージでは確かに重厚な内観の写真が並びます。
好みにもよりますが若干年齢層が高めの方向けの商品であることが想像できます。

i-smart

アイフルホームと同様、頭にiがつく商品です。
「機能美」をキーワードにまるでアップル製品を意識したような商品の開発です。
日本では「スマート」と聞くと、「スリムな感じ」を連想するのですが、
smartの本来の意味は、「賢い」ということです。

突き詰めるのは機能でしょう、機能が美しさを作るのですよ、
賢い人はこれ選んでね、的なところでしょうか。

i-cube

こちらもiがつく商品です。
cubeの由来は外観が直方体に近いからです。
ありがちな傾斜のついた切妻や寄棟などの形状の屋根を省くことで空間を確保することが出来ます。
外観からも、ちょっと違うよ、的なことをアピールすることができます。

セゾン A

セゾンは、重厚な感じがするのであまり印象からは若い人受けしにくいことが想像できます。
デザインは要望次第でなんとでもなるので実際はほとんど意味はないのですが、
より軽い印象を好む人向けの商品となっています。

smart、cube、Aタイプと来たらまるで車みたいですよね。
案外その車のオーナーをイメージとしてターゲティングしているのかもしれませんね。

セゾン アシュレ

こちらもセゾンですが、注文住宅というよりはセミオーダータイプという形をとることで
費用を抑えられるプランであることをコンセプトにしています。
アシュレとはassureと書いていますがこちらもフランス語です。sureとかtrueとかそういった意味です。
坪40万円から、建築可能だということですが間取りすら選ぶので
パターンは多いと言えど若干建て売り気分に成り下がっちゃうのかもしれません。

住宅メーカーは幅広いターゲットに向けて幅広い価格帯の商品を用意しなければなりませんから
建て売りと注文住宅の隙間を埋める商品の開発に必死です。

円熟の家 百年

すごい名前ですが、名前からわかるように和風よりの商品となっています。
和風建築から和モダンまで対応可能となっています。

広告の世界では「モダン」という単語が一番結びつきやすい単語は実は「和」なのです。
和モダンという言葉の求心力はすごいのです。
皆さん心の中に「和」を据えながらも、王道の和は嫌なのです。
それはやはり、この世が進歩の賜物であり、その恩恵を受けていると自覚があるからなのでしょう。
住宅を建てるにしても本気の日本家屋を建てようとする人はほとんどいません。
「藁葺きサイコー」なんて人も私は聞いたことがありません。

個人的に和モダンというスタイリッシュな響きに「円熟の家」「百年」というネーミングをぶつけるセンスはない、
と思いますが

ブリアール

南欧をイメージした商品です。
南欧といえど、その範囲は広いです。リード文に「プロヴァンス」とあるのでそのイメージは南仏なんでしょう。
プロヴァンス、南仏という言葉が広まりだしたのはいつ頃からでしょうか。
しかもプロヴァンスといえばなぜか「プロヴァンス風」の住宅やインテリアがクローズアップされます。
ちょっと乗っかった感はありますが、はやり言葉であることは違いありません。

ファミーユ

3階建て用商品です。3階建てを望む顧客は敷地が狭いか、二世帯であるかのどちらかなので
(木造は3階建てまでです)
その代表例を例に挙げて対応力をアピールしています。
要は上記に当てはまらない顧客への要望を吸収する商品としての立ち位置です。
特に土地が狭小である場合は、3階建てにすることが第一に検討されます。
そのためどちらかというと、都市部向けの商品になります。
地方のように土地が十分に取れる場合は、そもそも二世帯にする必然もあまりなくなってきます。

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