サーラ住宅の特徴
ソーラーサーキットの家?
サーラ住宅とソーラーサーキットは今は無関係です。
かつては、サーラ住宅もソーラーサーキットシステムの開発当事者としてソーラーサーキット(SC工法)の家を
販売、施工していましたが、現在はサーラ住宅自体とソーラーサーキットの家は何の関係もありません。
ネット上ではサーラ住宅 = ソーラーサーキットのような情報を見かけますが、
かなり古い情報ではないかと思います。
そういう情報を放っておくのはどうかとも思いますが..
省エネ断熱・快適性
かつてはソーラーサーキットというシステムの開発販売に携わったこともあり
外断熱・二重通気工法による住宅を第一にアピールしています。
販売地域が中部に偏っていることにより、Q値(熱損失係数)での単純評価は避けています。
寒冷地仕様の住宅のQ値と比べられたくないためです。
Q値というのは省エネルギー基準で
特に東北や北海道などのように寒くない地域の場合、クリアすべき基準が高くないため
販売地域が限られるハウスメーカーにとっては、数値比較にしてしまうと、
オーバークオリティとなってしまうからです。
(当然、Q値を低くしようとするとコストがあがる)
耐震性への対応
東海地域は長く大地震への懸念がささやかれています。
そのため、耐震アピールを第二に持ってきています。
内容は、外断熱ハイブリッド構法という断熱なのか耐震なのかどちらをいいたいのか判断しにくい工法での
耐震と、
やや珍しい「ダンパー」での「制振」をアピールしています。
3M(スリーエム)のVEM(Visco Elastic Material)は制振ダンパーとして有名な製品で、
特にビルなどの大きな構造物などでよく使われています。
ダンパーというと、機械的なメカメカしたものを想像しがちですが
3Mという素材メーカーの名を出すことからわかるように、
柔らかい樹脂素材のようなものです。
これは、適度な弾力と粘着性をもつため外圧がかかった際に
建物の代わりにエネルギーを吸収することで、建物への影響を軽減させようとします。
お泊まりハウス
サーラ住宅のモデルハウスに宿泊できる面白い取り組みです。
当然いわゆる素泊まりになりますが、
このサービスを利用される方は相当に見込み客なので
かなりテンション上がってきた段階で泊まることになる方が多いと思います。
そういった意味では、サーラ住宅側にメリットあるのかな?とか思います。
家を建てるのは大抵1度なので、顧客ロイヤルティを上げても仕方が無いと
いう向きもありますが、
マーケティング的にはそのロイヤルティの高い顧客は口コミインフルエンサー、アドボケーターとなる可能性を秘めている
ともいえます。
なお、ビジネスホテル程度のアメニティは付属しているようですが、
キッチンでの「調理」は出来ません。