イエアナ

団体信用生命保険 住宅ローンのメリット2

たとえ自己資金があっても、できるだけ住宅ローンを利用すべき理由は↓で述べました。
住宅ローンを極力借りない方が賢いのか?

ポイントは
住宅ローン以上の安い金利で高額のお金を借り入れることは不可能
金利がすごく安いため、そのお金で金利以上の利率で運用するのが賢い
自己資金があってもなくても住宅ローンを借りて手元に現金を残し運用するのが正しい

ということでしたね

住宅ローンのメリットはそれだけではありません
もう一つ重要なことがあります。

団体信用生命保険(団信)

団体信用生命保険とは、住宅ローンに付随する生命保険のことです。
住宅ローンの返済は基本的には長きに渡ります。
その中で、返済者の身に何かが起こることを見越して
特に民間の金融機関は住宅ローン借り入れの条件として本人が団体信用生命保険に同時に加入することを
必須としています。

「え、なんで保険に入れさせられるの?」
と思った方、大丈夫です。
この住宅ローンに付随する団体信用生命保険は、加入者にデメリットとなるような内容ではありません。

どちらにせよ、住宅ローンを借り入れ時にはほとんどの場合必須(フラット35は任意です)となっているので選択肢はありませんが、
特徴をまとめます。

団体信用生命保険の特徴

ポイントとして事実のみを書きます。
・住宅ローン金利に含まれる
・大体の場合、住宅ローン返済者に何かあった場合(働けない、死亡など)残りの住宅ローンが全額免除される
・全額免除とは、加入した保険会社が全て支払ってくれること
・中には通常の生命保険にあるような特約がある商品もある
(例:がん、脳卒中などの場合、入院中はローンを保険会社が払ってくれるなどといったもの)

それでは、なぜこの団体信用生命保険が「住宅ローン」を借りるメリットなのでしょう?
詳しく書きます。

なぜ団体信用生命保険が住宅ローンのメリットか

家を建てよう、購入しようとする時、たいていの人はライフスタイルの変化がきっかけであるとことが
多いです。
みなさんが家を建てよう、購入しようと考えるきっかけはなんでしょうか。
ご結婚だったり、ご両親が亡くなったり、お子さんができたり、お子さんが進学したりではないですか?

ライフスタイルの変化がきっかけの場合、一緒に「生命保険」の見直しをすることがあるでしょう。
この生命保険、みなさんご存知かと思いますが
ボリュームゾーンとしての保険商品は、月1万円程度です。

例えば、月に1万円の保険商品に加入している場合、住宅ローンを利用することでこの費用を押さえられる可能性があります。

住宅ローンの契約には団体信用生命保険への加入が必須となっているため、
住宅ローンを借りた時、すでにあなたは生命保険に加入しているのです。
団体信用生命保険の保障内容でカバーしきれない部分だけを通常の生命保険でカバーすればよいのです。

一般に、ではありますが、みなさんが検討する保険商品の
死亡時支払金というのは、2000万円とかそんなものです。
なぜこんな金額かを考えたことあるでしょうか。

収入源を失った残された家族が残りの人生を2000万円で生活できるはずもありません。
この金額は、「住むところだけには困らないよう」として、住宅費用である場合が多いのです。
残された家族の生活費用は、遺族年金、寡婦年金などなどでなんとかすることもできますが、
「住むところ」はそうはいきません。

なので、とりあえず住むところを確保できるであろう金額が2000万円程度である、と
考える人が多い為に保険商品のボリュームゾーンとなっています。

住宅ローン借り入れ者つまり、あなたの身に何かが起きた時の年齢(ローン残金)にもよりますが、
これは、団体信用生命保険でカバーできる内容ですよね。

このように生命保険の見直しをする時に、団体信用生命保険と内容がかぶる部分は
省いて考えることができます。
内容を簡略化することは、保険掛け金のコストダウンにつながります。

もちろん、かぶる部分は自分で支払っているのでその分が浮いたとは言えませんが、
団体信用生命保険は文字通り「団体」で加入するものです。
個人で入るのではないため、保険金が安めに設定されていることが多いのです。
ここが最大のメリットです。

浮いたお金を投資するのもよし、別の積立金に回すのもよし、ということです。

ハウスメーカーの口コミ・評判一覧