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BESSの家の概要

もくじ

BESSの家は株式会社アールシーコアが提供するログハウスです。
株式会社アールシーコアは上場会社です(JASDAQ)。
アールシーコアが会社設立後間も無くログハウスを手がけてからまだ30年ほどしかたっていません。
かつ最初から竣工数が多いことはありえませんので30年前に建てられたアールシーコアのログハウスはかなり少ないでしょう。
なので、経年の劣化あるいはサポートが信頼に値するか、というのは未知数ではあります。

会社として上場したのは2005年なので、この頃に売り上げがガッと上がるようなことがあったのでしょう。
当初は他社名義のログハウスの輸入販売を手がけていましたが、
「ビッグフット」というブランド名で自身の商品としてログハウスを売り始めるようになりました。

2008年にビッグフットというブランド名をやめBESSというブランドに変え現在に至ります。

家は長く使用できることが期待される商品です。
場合によっては30年、50年という長きにわたって問題なく使用できることが期待されます。

BESSの家はまだ登場してから10年ほどしかたっていません。
なので、BESSの家を建ててから30年たったらどうなるのか、という情報を調べようにもそれは不可能なのです。

使い続けたブランド、商品名を変更するに当たっては様々な理由があります。
そのブランド名が時代にそぐわなくなってきているという販促側からの理由や
そのブランド名を引きずることで、マイナスの要素が認められるなどの理由があります。
単にそのブランド名が借り物であり、ブランド名の使用期限が過ぎる場合もありますが。

何にせよここで言えるのは少なくとも、そのブランド名を変えることが何らかのプラス要素があるから、
変えるのです。

十年ほども使い続けたブランド名を捨てて新たなブランド名でスタートしているために
その家が経年劣化に耐えうるのかということが探しにくくなっているのは事実です。

意図的にそうしているのか、前向きな理由でブランド価値を向上させるためにそうしたのか、
というのは経営陣にしかわからないことです。

大手のハウスメーカーも新商品の開発などで同様のやり方をしている、とも言えますが
例えば認識として「積水ハウスの家」は「積水ハウスの家」であり、
個別の商品名が認識され評価されているのではありません。
広義の意味での「ブランド名」は「社名」です。
社名は変えにくく、これを変えるとなると「真っ当な理由」がない限りは
消費者には受け入れにくいことでしょう。

消費者に受け入れられる真っ当な理由というのはどんなものでしょう。
例としては次のようなものです。
「松下電器」が「Panasonic」という社名に変更をしたときの
理由が「真っ当な理由」と捉えられているはずです。

一方で「BESSの家」は、「BESSの家」であり、社名「アールシーコア」が
前面に出ているのではありません。
「株式会社アールシーコア」が「株式会社BESS」という名前に変更すれば
消費者には真っ当な理由として捉えられることでしょうが、
数年後また「BESSの家」という名前を捨て、新たなブランド名で事業を展開するようなことになると
その意図はあまり良くない方へ推測されてしまうでしょう。

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