ヤマダ・エスバイエルホームの特徴
ローコストから高級まで
特にローコストである印象は無かったのですが、ヤマダ電機の子会社となり
販売のチャネルに家電量販店を加えたことで
なぜかローコストのイメージが出来上がりました。
家電量販店というのは販売する商品の安さで勝負しています。
品質の高さというイメージは一般的にありません。
自社で商品を開発していないので、品質に高いも低いも無いのですが。
そこで「ヤマダ・エスバイエル」となったおかげでどうしても
安いという印象が付いて回るようになりました。
ヤマダ電機的には、震災の後の原発問題もあり、
自社で取り扱う電化製品および付き合いのある家電メーカーとの親和性の高さを考えて
早く「太陽光発電」「スマートハウス」市場へうって出たかったのかもしれません。
注文住宅を求める顧客の多くは、「安物」イメージを嫌います。
おそらくですが、少し価格帯を抑えたところで勝負するためにこの道を選んだのではないでしょうか。
しかし、受注数の推移を見てみると、リフォーム事業は順調に伸びているようなので、
今後こちらにシフトしていくのかもしれません。
戸建ては消費税増税前の影響をさっ引いてもあまりよくはありません。
超ローコスト型インターネット商品の終焉
アキュラホームやアイフルホーム同様かつてはネット商品である
坪単価25万円からの「Sum@i21」といった商品がありました。
しかし、現在はこの商品は提供されていません。
やはり、他社同様、販売数が芳しくなくあまり儲からない商品になってしまったようです。
現在は坪単価40万円弱のe-smail+として提供されています。
ブランド戦略と商品群
エスバイエル当時、「ブランディング委員会」設立し、その中でブランドフレーズや
ブランドイメージなどを制定しています。この動きは内外に向けての大きな指標となるメッセージとして
機能するものなので、評価されるべきことです。
しかし、結果的にヤマダ電機との資本提携という名の買収という道を選ばざるを得ず、
さらに社名までも頭に「ヤマダ」となったことで、このブランディング関する戦略の運用はうまくいかなかったと
評せざるを得ません。
「ジャパニーズモダン宣言」と安売り家電のイメージはやはり相容れないものがありますから。
商品は様々な属性の顧客に対応できるようにたくさんの商品があります。
この辺はヤマダらしいといえます。
また、寒冷地仕様のQ値と単純比較されないように「北海道専用」の商品なども用意しています。
口コミ・評判抜粋
エスバイエルで建てた方が、欠陥住宅だということで自身のブログを立ち上げて
ヤマダエスバイエルとその代理店を訴えたという事実があります。
http://www.sxl.co.jp/ir/news/pdf/20140603.pdf
施主がメーカーあるいは施工者を訴えることはよくあります。
瑕疵があるかどうかが争点になるのですが、その判断は当事者以外にとってはどちらの主張が正しいのかは
わかりません。
裁判まで進んだ場合に裁判所の判決を持ってどちらが正しいのかを、一つ公平な物差しとして採用すべきことでしょう。
この裁判でヤマダエスバイエルは勝訴したとしていますが、
この時代において、「欠陥住宅だ」とするブログの存在によって
ヤマダエスバイエルは大きな痛手を負わされています。
ヤマダエスバイエルさんは、
こちらの記事(口コミ時代のハウスメーカーの戦略)を読むことをオススメします。
さて、この問題、どちらが、どうか、という話は、第三者にはわからないために、避けますが
背景の一つとして考えられるのは以下のようなことです。
住宅というのは、長い年月でどのように劣化していくかを正確に把握することは難しいのです。
特に木造住宅の場合、素材が基本的に自然由来のものであるため、なおさらです。
何か問題が起きた時、
それが瑕疵かどうか(契約した設計書通りでないのなら、それは瑕疵です)という判定を受ける前に、
工務店、ハウスメーカーは、定期診断、メンテナンスとして、随時修正して直してきました。
長くこういう形で対応してきたために、瑕疵かどうか、という問題が顕在化することが少ないのです。
瑕疵、欠陥があったとしても大きな問題になる前に無償で修理すればお客は満足します。
もし本当に居住実態がない、とすると定期診断やメンテナンスのタイミングがないわけですから、
数十年後に突然大きな問題に直面してしまうことはその性格上避けようがありません。
例えばハウスメーカー側に立ってみると、メンテナンスしてないから仕方がない、という主張になりますし、
施主側にとってみれば、何もしなくてもせめて税制上の耐用年数期間くらいは、何の問題もなく住めて当然だろう、という意識があります(よね?)
家は建てて終わりではないのです。
家は耐久財として不確実な面、リスクと言ってもいい部分を持っていますから、
有償、無償のメンテナンスは必須のために、それらを含めたハウスメーカー、工務店選びが重要なのです。
今日はお得意様、エスバイエルさんの工場見学会です(*^^*) 前回の11月は産後すぐでよっちゃんだけで行ってもらったので、私は1年ぶり〜。 pic.twitter.com/otOB2O9h5f
— もっくんカフェ (@mokkun_cafe) 2016年5月21日
エスバイエルの評判/Q&Aまとめ
エスバイエル(S×L)の家って安いですよね?
安いプランもありますが、安いものは制約が多いです。色々変えて行くと結局高くなります。
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question\_detail/q1462891014
床下を覗いたら土台の木に穴を開けて水道のパイプを通されました。大丈夫ですか
好ましいことではありませんが、横架材に穴を開けているのでなければよくあることではあります。
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question\_detail/q1480631924
支店と代理店で建てる違いはありますか
家は同じです。本店よりも値引きが大きい場合もあります。
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question\_detail/q1480631924
寒いって本当ですか
エスバイエル全てが寒いのではないです。工法によります。
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question\_detail/q14170343529
賃貸住宅に向いていますか
木造全般に言えますが、音の伝わりやすさと言う観点からオススメはできません。
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question\_detail/q14170343529
エスバイエルで新築をしたのですが、とにかく寒いです。吹き抜けもつけて、窓も大きくしてもらいました
吹き抜けも大きな窓もあれば寒いです。エスバイエル関係ないと思います。窓は樹脂窓でペアガラスを入れましょう。
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question\_detail/q11139115856
ズバリエスバイエルどうですか。1500万円で建てられますか。
デザイン性は最高です。1500万円でも建てられますよ。
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question\_detail/q1354588538
エスバイエルから太陽光発電兼戸建住宅が当選したと連絡がありました。特別価格で建てられるそうです。
典型的な当たり商法です。たいていお得なことはありません。その特別価格を吟味しましょう。
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question\_detail/q14138910249
建てた人、どうすか。
良心的な価格です。アフターも対応が良いいです。ローコストハウスメーカーと言えると思います。
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question\_detail/q123406132
値引きありましたか
総額3200万円で240万円の値引き提示がありました。まだまだいけそうです。決算月を狙うと良いのかも。
下手に値引き交渉すると、手を抜かれる可能性があります。オプションの値引きを狙いましょう。
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question\_detail/q1124436706
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question\_detail/q144369349
ネットの価格からプラスどれくらい費用必要ですか
一概には言えませんが建物本体の価格のみなのでプラス500万くらい考えましょう。しかし基礎強化工事やその他の工事が必要かどうかで数百万変わるので、エスバイエルに直接問い合わせましょう。
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question\_detail/q1244596107
図面でしか検討させてもらえませんでした。建築中ですが間取りの変更は可能ですか。
模型で見ようが、3DCGで検討しようが、実物を見ると変えたくなります。建築申請後の間取りの変更は実質不可能です。申請に関係のないところは交渉すればなんとかなるかもしれません。
しかし、費用は覚悟しましょう。
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question\_detail/q1079105650