イエアナ

タマホームの特徴

ローコストメーカー

坪単価 30万円からと超ローコストメーカーです。
ローコストメーカーの宿命として「ローコストである理由」を「品質を抑えていること」を隠しつつ
説明を求められますが、
タマホームはその理由として、「大量発注」「大量仕入れ」のスケールメリットと
施工を直接管理することによる「納期の短縮」と説明しています。

大量発注のスケールメリット?

大量発注によるスケールメリットが正しいとすると
他のハウスメーカーよりも着工戸数が多いことが条件になりますし、
着工戸数が多くなくてもその事実があるとするならば、
「規格化された画一的な商品」であることが条件となるでしょう。
「画一的な商品」というのは「注文住宅」であることと矛盾しますので自分の首を絞めることになります。

工期が短いだけ?

工期の短縮という面を見ると
同規模での木造住宅で考えると平均的に1ヶ月ほどは確かに短いのが特徴です。
工期が短いとなぜ安くなるか、ですがそれは単純には大工さんの人件費に関わります。
例えば大工さんが70(万円/人・月)だとすると二人体制でひと月分140万円安くなります。

坪単価60万円のメーカーで50坪の家を建てたとします。
合計3000万円ですが、
タマホームだと40万円/坪としても2000万円になりますね。
工期が短いだけで1000万円も浮きませんね。大工さんの人件費を100万円/月と見積もっても
10人分は浮かせなければなりません。

やはり、このコストを実現するにはその他の部材や設備の差が大きいのです。
設備や部材の品質は結局は満足度に関わってくる問題なのです。

安いから悪いのか?

ここは否定します。タマホームは他のローコストでないメーカーと比較すると
やはり若干見劣りする部分があるのは否めませんが
比較対象はローコストメーカーであるべきでしょう。

他のローコストメーカーと比較すると値段の割には、という部分が多々あります。
安いから良くない、という判断ではなく、
予算が限られている場合、ローコストメーカー同士の比較になりますが
その中でも有力な選択肢となるでしょう。

標準装備とカスタマイズ

タマホームのローコストは大量発注に支えられています。
大量発注できるのは、着工する住宅が同様の規格に則っている場合です。
同様の規格に則るというのはそれは、注文住宅ではなくなる可能性があるのです。
要望を伝えたとしても、標準仕様での形に何とかおさめようとするでしょう。

どうしてもということになると、タマホームの大量発注のレールから外れることになるので、
急に値段が上がります。ローコストであるから、ということですすめていたはずなのに
要望を伝えていくとそのカスタマイズ費用が異常に高くなるのです。
これはタマホームのローコストの理由から考えると仕方がないことなのかもしれません。
しかし、客としては「注文住宅」を建てているというところを忘れてしまっては
本末転倒である、ということを付加しておきます。

iTamaHome

テレビCMでも目にしたことがあるでしょう。
スマートフォンで家電を操作します。
インプットはタッチパネルか音声での操作です。

これは、いわゆる学習リモコン型の商品です。
家電にはリモコンがついていますが、最近は電波式も増えてきましたが基本的には赤外線信号を利用します。
リモコンに利用する赤外線信号は規格がいくつか決まっており、どのメーカーでも大抵いくつかの
規格に則っています。

つまり、リモコンから発せられる信号は解析可能で、
学習機(赤外線受信機)にかけるとパターンを覚えることができるのです。
パターンを覚えることが出来ると、赤外線発信器から同じパターンを発生できます。
その機械とスマホをネットワーク(ローカル、インターネットに関わらず)につなぐことで
コントロールします。

しかし、
赤外線形式の(学習)リモコンには大きな問題点があります。
リモコンというよりは赤外線IRという規格の話ですが。
それは、信号が一方通行だということです。
例えばテレビのONボタンを押した時、テレビが本当についたかどうかを知るすべはありません。
また、今の部屋が何度であるかをエアコンから確認することはできません

タマホーム的には「ホームオートメーション」と説明していますが
これはホームオートメーションとは呼べません。

もし、この商品に興味があるのならネットワーク型の学習リモコンを一度購入して
使ってみることをおすすめします。
仕組みは同様です。

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