「新築そっくりさん」の特徴
大手という選択肢
もし、町の工務店と迷っているなら迷わず「新築そっくりさん」に依頼したほうがよいです。
単に風呂を少しいじる、などの場合は規模が小さく、費用もほとんど変わらないであろうためどちらでも構いませんが
「新築そっくりさん」と謳っている商品です。
この商品を検討している方は大抵の場合、大規模なリフォームであることがほとんどでしょう。
いわゆるスケルトンリフォーム、スケルトンリノベーションと分類されるほどの規模であることでしょう。
リフォームにおいて、選択に値する大手が存在する、というのは消費者にとってメリットでしょう。
家に大事なのはその時の満足度ではなく、未来に向けての安心を考えるべき
住み心地やデザインなどは確かに大事です。しかし、大事さの優先順位をたてるなら
最重要は安心・安全です。
リフォームは特別な商品です。特に規模が大きくなればなるほど。
家が老朽化したけれど「法律上の関係」で建て替えが不可能である場合に「スケルトンリフォーム」などを止むを得ず選択することがあるでしょう。
前提として「建築関連の法規」は命を守るものとなっています。
法規上の問題において「建て替えが不可能」だから「リフォーム」を選択する、
ということは建築時の法律だけを守り、現在の法律を守らないことを意味し、
それは多少なりとも現在の安全基準に適合しないことを意味しています。
この選択肢において「命を守る」ためには、現在の法律は守れないけれど
それ以上に独自の安全基準を設けてそれをクリアしている必要があるのです。
そのために必要なこと、それは注文住宅など、新築の住宅の施工の実績があるところに依頼することです。
未来の安心
また、「未来の安心」という意味では、
「新築の住宅を大手ハウスメーカーか工務店のどちらに頼むか問題」と同じです。
保障がどうなっているか、保証期間の長さと内容だけではなく「保障する能力」があるか、
ということが大事になってきます。
30年保障します、と謳っていてもその保障金額が工務店の資本金・もしくは金融資産などを上回るようなことになれば
倒産してしまい、対象者には無保証と同じ意味になってしまいます。
ことリフォーム、さらに大規模ともなれば保障という部分に重きを置くべきで、
より資金力のある会社、ブランドイメージに傷がつくと困るであろう会社を選択するべきでしょう。
町の工務店のブランドイメージが傷ついたって、意に介しませんし、
わざと倒産して別の名前で事業を始めることだってできるでしょう。