タマホームのお得感分析 2017
もくじ
2017
決算資料から分析します。
タマホームの2016年度の売上高は1,384億円、営業利益は18億円です。
営業利益率は1.3%です。
2015年より 0.2%下がりました。
売上高も100億円ほど下がっています。
この利益率は大手の高級よりのハウスメーカーと比べるとかなり低い数字です。
2015も悪かったですが、さらに悪くなりました。
住宅事業としての売上は1,168億円です。
タマホームはそのほとんどが戸建て住宅なので、公開データの数値の割合をそのまま
戸建て住宅として考えてみます。
売上金額は1168億円で粗利率を計算
会社全体としての粗利率が売上総利益より25.7%なので
1168 * 0.743 = 869億円
として計算できます。
前年度同様に
1168 – 869 = 300億円が粗利です。
2015年が260億円ほどですから粗利率が増えました。
消費者からすると割高になりましたね。
戸建注文住宅の販売戸数は前期7409棟と当期7626棟の例えば間をとると7518棟になります。
タマホームによると平均受注金額は、
1戸あたり単価1773万円です。
300億円 / 8160戸 = 399万円となります。
これがタマホームが原価に上乗せしている一戸あたりの平均金額とします。
前年は300万円でした。
タマホームは自社で坪単価50万未満と公表しています
例えば49として計算すると
1773万円 / 49 = 36.1坪
がタマホームの平均坪数と出せます。
お得感ポイントは
平均坪数が36.1坪なので
36.1 * 3.3 = 119.01m2
399万円 / 119.01 = 3.353
となり、100点満点で評価すると (10 – 3.353) * 10 = 66.4ポイントとなります。
タマホームの2016のお得感ポイントは 66.4です。
他と比較してみましょう。
前年度は73.2でした。
お得感が下がりましたね..
それでも、他のハウスメーカーと比較すると、お得感は高い方です。