ダイワハウスのお得感分析 2017
もくじ
2017
決算資料から分析します。
ダイワハウスの2017年3月期の売上高は3兆5,129億円、営業利益は3100億円です。
そのうち戸建て事業の売上は3903億円、営業利益は193億円でした。
割合から考えると、ダイワハウスは純粋な「ハウスメーカー」という分類は難しいかもしれません。
営業利益には、販売管理費として人件費その他が差し引かれています。
ここでは純粋な原価を考えます。
戸建ての売上総利益(粗利)率は23.7%で、
3903億円 x 23.7 / 100 = 925億円なので、原価は2978億円と計算できます。
販売戸数は9286戸ですが例えばこの全てが土地を購入したとすると
925億円 / 9286戸 = 996万円となります。
えらく上がりましたね
とにかくダイワハウスの戸建ての平均として、ざっくりですが利益分を996万円乗せています。
これを平均平米で割ったものをお得感ポイントとして算出します。
戸建住宅の平均平米が132.9m2で販売数が7106戸
分譲住宅の平均平米が108.9m2で販売数が2180戸
なので
合計の平均を出すと、127.3m2となります。
996万円 / 127.3 = 7.83
となり、100点満点で評価すると (10 – 7.83) * 10 = 21.7ポイントとなります。
ダイワハウスのお得感ポイントは 21.7です。
だいぶ下がりましたね。
儲けすぎ、と。
株主にとっては嬉しいのかもしれません。