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ダイワハウスのお得感分析2019

もくじ

ハウスメーカーのお得感とは?こちらをお読みください

2019

決算資料から分析します。

ダイワハウスの2019年3月期の売上高は4兆1,435億円、営業利益は3,722億円です。2018から微増です。増収増益です。ここは確保してきますね。
しかし、
戸建て事業の売上は3,838億円、営業利益は199億円でした。
2017年3月期から続く減収の流れに加えて、2018年3月期から比較して減益になりました。
徐々にですが、少子化人口減の流れそのままに影響を受けているのかもしれません。
(他に増収増益のハウスメーカー、あるんですけどね)

営業利益には、例により販売管理費として人件費その他が差し引かれていますね、
ここでは純粋な原価を考えます。

戸建ての売上総利益(粗利)は760億円ということなので、
原価は3,838 – 760 = 3,078億円と計算できます。
粗利率は19.8%となっており、2018年3月期から比較すると マイナス2ポイントです。

販売戸数は6,524戸です2018年3月期からすると 6,907戸 – 6,524戸 = ▲383戸となっています

例によりこの全てが土地を購入したとすると
760億円 / 6,524戸 = 1,164万円となります。

この数字は、ダイワハウスが1戸あたり粗利として上乗せしている分とみなせます。(土地購入含むという仮定の場合)

1,164万円を平均平米で割ったものをお得感ポイントとして算出します。
鉄骨戸建住宅の平均平米が135.9m2
木造戸建住宅の平均平米が132.8m2とあり、
共に2018年3月期より増えています。
人口が減り、購入者は減るが、その分空いている土地が増えている、なんて構図が想像できますね。

その平均が135.7m2とあります。

この数字を使って計算してみると

1,164万円 / 134.1 = 8.58
となり、100点満点で評価すると (10 – 8.58) * 10 = 14ポイントとなります。

ダイワハウスのお得感ポイントは 14です。
2017から2018へとお得感ポイントの減少の流れが続いています。
この指標を元にするとダイワハウスは超高級、と捉えられますね。

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