積水ハウスのお得感分析 2019
もくじ
2019
決算資料から分析します。
積水ハウスの2018年度の売上高は2兆1603億円、営業利益は1,892億円です。
2017年度は2兆1593億円、営業利益1,955億円でしたから、増収減益です
営業利益率は8.8%のため、2017年度からは0.3ポイント悪化しました。
そのうち戸建て事業の売上は3579億円、営業利益は422億円でした
2017年度は3711億円、営業利益は480億円のため、減収減益です。
その他のハウスメーカーも同様の傾向です。
ただし、営業利益率は11.8%あるため、全体平均よりも高い水準です。
これは、やはりハウスメーカーにとっては旨味のある商売であることは間違いないでしょう。
さて売上総利益にうつりましょう。
売上総利益は、粗利のことでしたね。
戸建ての売上総利益率は25.4%となり、前年は26.2%のため、かなり改善しました。
「改善」といえるのは経営側・株主目線なので、これが改善する、ということは
原価の下げ分が価格に反映されていないということになります。
原価が下がれば、販売価格が下がるというのが消費者目線では「いいこと」といえますね。
逆に原価が下がっているのに販売価格に反映されていないのは購入側からは無駄に高いものを買わされているという事実に他ならないのです。
粗利は、3579 x 25.4 / 100 = 909億円となります。
前年は972億円でした。
販売戸数はが11,636戸となります。
909億円 / 11,636戸 = 781万円となります。
前年は 773万円でした。
お得感ポイントを算出します。
平均平米数が公表されていませんので、
競合するダイワハウスの戸建の2019の平均平米を利用して計算すると
135.7m2
781万円 / 135.7 = 5.76
となり、100点満点で評価すると (10 – 5.76) * 10 = 42.4ポイントとなります。
2018と同様のポイントとなりました。
積水ハウスの2019のお得感ポイントは 42.4です。